世界唯一の「四尺玉」が夜空に咲く、魂を揺さぶる体験を
日本には美しい花火大会が数多くありますが、「体験として記憶に刻まれる花火」は、実はそれほど多くありません。
そのなかで、間違いなく「人生で一度は見ておきたい」と語られるのが、新潟県小千谷市片貝町で開催される【片貝まつり奉納大煙火大会】です。

この花火大会の最大の特徴は、世界最大の打ち上げ花火「四尺玉」。
直径1.2メートル、重さ420kgもの大玉が打ち上がり、夜空に800メートル級の大輪の光を咲かせます。
文字で見ても圧巻ですが、実際に目にすると、そのスケールと衝撃、音と振動の包囲感覚に圧倒され、思わず言葉を失うほど。
さらに注目すべきは、その“環境”。
片貝町の打ち上げ会場は山々に囲まれており、花火の音が反響することで、**「目で見る」「耳で聴く」だけでなく、「体で浴びる」**という異次元の花火体験が可能です。
その爆音は、まさに地鳴り。空気が揺れ、鼓膜が震え、心臓が打ち鳴らされるような臨場感。
一瞬で感情が持っていかれるほど、原始的な感動を呼び起こします。
この「音」「大きさ」「山の反響」という三拍子が揃うのは、世界広しといえど、片貝だけ。
“見る花火”ではなく、“味わう花火”。それが、片貝花火の真髄です。
基本情報|令和7年(2025年)の片貝花火
片貝まつり奉納大煙火の基本情報は以下の通りです:
- 開催日:2025年9月12日(金)、13日(土)
- 時間:19:30〜22:20(両日)
- 開催場所:新潟県小千谷市 片貝町・浅原神社周辺
- 打上げ数:2日間合計で約15,000発
- 目玉の四尺玉:両日とも22:00に打ち上げ予定
- 観客数:例年18万人〜20万人
- 公式ホームページ:片貝町煙火協会公式サイト
※雨天決行(台風などの荒天時は翌日以降に順延)
※順延になっても花火内容は変わらず、1日目・2日目の順番通りに実施。
※当日の開催可否は自動音声案内:050-3665-9603で確認可能です。
片貝花火の観覧、どこで見るのがベスト?(おすすめの穴場スポット)
片貝花火をどこで観るかによって、感動の質は大きく変わります。
ここでは、有料席・無料エリア・穴場スポットを比較しながら、それぞれの特徴をご紹介します。
■ 穴場スポット①桟敷席(さじきせき)
最もおすすめなのが、浅原神社正面に広がる有料桟敷席。
打ち上げ方向に対して視界が抜けており、四尺玉を真正面から観られる特等席です。
- 【事前購入】:自治会・観光協会などを通じた事前申込が基本。マス席単位での販売が多く、1枡(最大8名)で約2万円前後。
- 【当日券】:1人5,500円での当日販売もあり(先着順)。販売は浅原神社境内にて午前9時頃から開始されますが、毎年すぐに完売するため注意が必要です。
■ 穴場スポット②:片貝バイパス高台(小千谷市片貝町)
やや距離はあるものの、視界が開けた高台エリアから全体像を眺められます。
人が比較的少なく、三脚を使った撮影も可能なため、写真撮影派の方にも人気です。
※駐車場がないため、徒歩での移動が必要です。
■ 穴場スポット③:近隣の田んぼ道
会場から少し離れた農道や土手沿いは、混雑を避けつつ広い視野で花火を見られる“知る人ぞ知るスポット”。
ただし、足元が暗い・トイレがないなどの不便もあるため、観覧環境には十分な備えが必要です。また駐車場がないため、徒歩での移動が必要です。
片貝花火を観に行く前に知っておきたい、3つの注意点
片貝花火はその壮大さとローカル感で多くの人を魅了する一方、初めて訪れる人にとっては「想像以上に大変だった…」という声も少なくありません。
観覧を快適に楽しむためにも、事前に把握しておきたいポイントを3つご紹介します。
① 四尺玉は夜22時に打ち上げ!終了が遅く、日帰りは大変
片貝花火のクライマックスである「四尺玉」は、なんと22時に打ち上げ。
フィナーレを観終わる頃には、会場を出るだけでも時間がかかり、帰路につくのは深夜近くになることも。
特に遠方から来場される方や公共交通機関を利用する方にとっては、日帰りは体力的にも時間的にもハードです。
② 駐車場には限りあり!交通規制と混雑で移動も一苦労
会場周辺の駐車場は台数に限りがあり、事前予約制がほとんど。
予約がない場合、かなり離れた臨時駐車場からシャトルバスを利用するか、徒歩移動となります。
また、開催日は広範囲で交通規制が実施されるため、慣れない土地での移動はストレスになりがち。
「現地に着いても駐車できない」「会場まで遠い」などの事態も想定しておく必要があります。
③ トイレは桟敷席周辺に集中。無料観覧エリアは不便
片貝花火では、仮設トイレは主に桟敷席付近に設置されており、無料観覧エリアや遠方からの穴場スポットではトイレが遠い、または見つからないことも。
特に家族連れや長時間の滞在予定の方にとっては、トイレ問題は意外と深刻です。
飲食を伴う観覧では、快適に楽しむためにもトイレ環境が整った場所の選択が重要になります。
このように、片貝花火を「最高の形で楽しむ」には、事前の準備と快適性を確保する工夫が必要です。
こうした不安や手間を解消する宿泊+桟敷席付きの観覧プランをご紹介します。
「桟敷席+宿泊」で叶う、快適で贅沢な花火体験
片貝花火の人気は年々高まっており、桟敷席の確保や当日の宿探しには、例年多くの方が苦労されています。
また、花火終了後の帰路は交通規制や渋滞が起きやすく、特に遠方から訪れる方にとっては大きなストレスになることも。
そこでおすすめなのが、「桟敷席」「往復送迎」「宿泊」「食事」がセットになった宿泊プランの利用です。
なかでも、浅草山荘の片貝花火プランは、静かな温泉宿での滞在と、贅沢な観覧体験を両立できる特別仕様。
- 特別桟敷席で目の前で四尺玉の大花火を観覧
- 花火会場までの往復送迎付き(バスで快適移動)
- 夕食は花火弁当+ビールを用意
- 朝食はゆっくり8時から提供、通常よりも豪華なお食事内容
- 温泉で疲れを癒し、レイトチェックアウトで翌朝もゆったり
これらがすべて含まれており、「もう花火大会で疲れたくない」大人の花火旅として理想的な構成です。
しかも桟敷席は、48人席を20名程度でゆったり使用。三脚もOK、カメラ撮影にも最適な座席空間となっています。

一生に一度は体験したい、“世界一”の花火を快適に
片貝花火は、その迫力と神聖さ、そして地域の人々の想いが詰まった、まさに“人生で一度は見てほしい”花火大会です。
けれど、せっかくなら「いい場所で、安心して、心から楽しみたい」と思いませんか?
片貝の夜空に咲く四尺玉を、真正面の桟敷席から、快適な宿泊と送迎付きで。
そんな贅沢な時間を、今年は体験してみてはいかがでしょうか?